私の家がどのくらいの地震まで耐えられるのかを調べる方法はありますか?また、その結果の対処法を教えてください。
ご自身の家がどれくらいの地震に耐えられるかを知りたい方は多いかと思います。 さて、耐震性を調べる方法ですが、静岡県や東京都では「自分で出来る耐震診断」のマニュアルがあります。 ここでは東京都の診断法について紹介します(このマニュアルを引用した小冊子を前橋市建築指導課で無料配布しています)。
診断項目はAからGまで6つあり、それぞれの評価点を掛け合わせて得られる点数によって、耐震性能を評価します(※1) 。 評価点により、1)安全 2)一応安全 3)やや危険 4)倒壊または大破の危険がある、になります。
目視で診断が出来ますので、ぜひやってみてください。
不幸にして診断結果が危険と出た場合は、筋かいを増やしたり、構造用合板を貼るなどして耐震性能を上げることができます。 なお、詳細な診断結果をお望みの方は、構造家または建築家に相談してみることをおすすめします。
(※1) 評価点=ABCDEF
A=地盤・基礎の状態 B=建物の形状 C=壁の配置状態 D=筋かいの有無 E=壁の量 F=老朽度
『月刊ぷらざ2000年8月号掲載』回答:山内彰(JIA会員)